2023.05.27 (土) 18:00 –

インタラクションデザインと非人間的行動

Date

2023.05.27 (土)

Place

BioClub Tokyo, 10F

Time

18:00

Fee

無料

私たちのデザインの実践は、基本的に人間の行動によって形成されてきました。しかし、この人間中心の文脈を形成してきた基本を見直すことは、擬人化から自然中心への技術的転換を図ることにもつながります。今日のエコロジーに広く適用できる技術の頂点には、人間以外の動物や生物を取り込んで行動レベルでデザインをフラット化する機会がある。

本講演では、Harpreet Sareen教授が、植物や動物の行動から見たインタラクションデザイン(IxD)、そして様々な文脈でそのような種を使ったプロジェクトの作成について説明します。このようなプロセスを理解することは、人間以外、あるいは人間と非人間との関係のみを対象としたデザインの実践に役立つと思われます。

Harpreet Sareenについて

南カリフォルニア大学ロサンゼルス校のBerggruenフェロー、ニューヨークのParsons School of Design, The New SchoolのInteraction and Media Designの助教を務める。物質科学、生物学、電子工学の交差点に位置し、生物界と人工界の補完的な能力を利用した研究を行う。彼はこれを「収束デザイン」と呼び、未来の生態系機械、センシングシステム、インタラクションデザインに適した最先端のバイオニック素材やハイブリッド基板を制作している。MITメディアラボでメディアアートとサイエンスの学位を取得し、オーストリア、インド、日本、パリ、シンガポール、米国で生活と仕事をした経験がある。

Google Creative Lab、Microsoft Research、MIT Media Lab、Ars Electronica Museum、シンガポール国立大学、慶應義塾大学、Telecom Paris、東京大学など、企業の研究棟、スタジオ、博物館から学術センターまで、幅広い経験を持つ。MITテクノロジーレビューのUnder 35 Innovatorに選出されたほか、CHI Golden Mouse、Edison Gold、SXSW Interactive Innovation、Fast Company World Changing Ideasなどの賞を受賞している。また、CHI、DIS、TEI、IEEE VR、ISEA、CAADRIAなどの査読付きカンファレンスで発表しています。Harpreetのアートワークは、Somerset House(ロンドン)、Ars Electronica(オーストリア)、Berggruen Institute(米国)、CID Grand Hornu(ベルギー)、ADM Gallery(シンガポール)、Tower Hill Botanic Gardens(米国)、MIT Museum(米国)などの会場で展示されている。また、TEDx会場や、大学やイノベーションセンターでの特別講義にも国際的に招待されている。

詳細情報: https://www.newschool.edu/pars...

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講演は英語で行われる予定です。
また、講演の模様は https://zoom.bioclub.tokyo でストリーミング配信されます。
主催は Georg Tremmel / BioClub