2020.11.26 (木) 16:00 –

【オンライン開催】Material Meetup TOKYO vol.10「バイオミメティクス」

Date

2020.11.26 (木)

Time

11/26 16:00 - 18:00 (開場 15:45)

Place

Zoom, Youtube live

Fee

無料

Material Meetup TOKYOは、「素材」をテーマにものづくりに携わるメーカー、職人、クリエイターが集まるミートアップ。今回は、BioClubとの共同開催で、「バイオミメティクス」をテーマに開催します。

終了

Material Meetup TOKYOとは

Material Meetup TOKYOは、「素材」をテーマにものづくりに携わるメーカー、職人、クリエイターが集まるミートアップ。

… そんな人々が「デザインとサイエンス、テクノロジー」そして「社会とマテリアル」の観点から、業界の垣根を超えてオープンに交流し、新たなプロジェクトの発火点をつくりだす機会を、MTRL というプラットフォームを舞台に継続的に開催しています。

カタログスペックだけではわからない技術/素材の特性や魅力を知り、その技術/素材が活用されうる新たな場面(シーン)を皆で考える。「素材」を核に、領域横断のコラボレーションやプロジェクトの種が同時多発する場。それがMaterial Meetup TOKYOです。

MTRL


テーマ「バイオミメティクス」

vol.10のテーマは、「バイオミメティクス」。バイオミメティクス(生物模倣)は、生命誕生から数十億年もの間、様々な環境の変化の中で進化し続け現在に至る生物の形態、色彩、機能、行動、戦略を模倣し、人間社会のなかで活用しようという技術です。例えば、くっつき虫から着想を得たマジックテープや、クモの糸から発想を得た合成タンパク質素材、サメの表皮構造をスイムウェアに再現することで抵抗の少ない水着を開発したファーストスキンなど、身近な製品から革新的な素材まで、多くの場面でバイオミメティクスが用いられています。バイオミメティクスの事例は、生物への眼差しが新しい製品や素材を考える上でのヒントとなることを教えてくれます。ワクワクするバイオミメティクスの事例を知り、生き物の環世界を想像しながら観察し、体験することがどのような可能性をはらんでいるのかについてディスカッションできればと思います。

Gest profile

Dorita氏(滝戸ドリタ)

アーティスト/ディレクター/デザイナー

東京を拠点に活動。生物の異なる機能や感覚を組み合わせて新たな体験を生み出すことを基本姿勢としている。テクノロジーとデザインを並走させながら、作品を仕上げている。
微細な虫の足音を指向性スピーカーで拡張し、振動スピーカーで体感させる「Bug's Beat」はアルスエレクトロニカ、STARTSPRIZEで受賞。植物に人工筋肉を装着する「The power of muscle with plants もし植物に筋肉があったなら。」という作品では植物が持ち得ない筋肉を持つ事で、知り得ない存在への想像力を生み、私達が何を取り戻し、手に入れようとしているのかを問うと同時に人工筋肉や生物学からソフトロボティクスを学べる「生命と機械の学校」FabCafe MTRLと共同企画。


釜屋 憲彦氏

人間・環境学/キュレーター

島根県松江市生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科認知科学分野修士課程修了。森岡書店の書店員を経て独立研究者へ。現在、野生動物の生態調査員として働きながら、生物が独自に体験する世界(環世界)をテーマに研究、執筆活動を行なっている。DARWIN ROOM 「環世界展」(2015)/  環世界研究室キュレーター。慶應義塾大学SFC研究所上席所員

森 健人氏

路上博物館 館長/代表理事

1984年、東京都出身。2007年福井県立大学海洋生物資源学科を卒業、2015年に東京大学大学院理学系研究科を卒業。博士論文のテーマは「比較解剖学的アプローチによるラッコの股関節の可動性と遊泳適応について」博士号取得後は博物館自然史標本の3Dモデル化による文化的活用の促進をメインテーマに据えている。2015年から2019年3月まで国立科学博物館動物研究部支援研究員。2019年4月から2020年5月まで同館科学系博物館イノベーションセンター特定非常勤職員。
これまで、写真測量(フォトグラメトリー)による博物館自然史標本の3Dモデル作成実績は200点以上。趣味のコスプレから解剖学の世界に足を踏み入れた。


Organizer profile

栁原 一也

株式会社ロフトワーク, MTRLディレクター

大阪府出身。2018年ロフトワークに入社し、翌年にMTRL所属へ。大阪の編集プロダクションで情報誌や大学案内などの制作を行った後、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科へ入学。身体性メディアプロジェクトに所属し、修士課程修了後リサーチャーとしてHaptic Design Projectの運営に携わる。プライベートでは大学院時代の友人と「GADARA」名義で自然物とテクノロジーの調和をテーマに制作活動を行っている。


細谷 祥央

株式会社ロフトワーク, BioLabラボマネージャー

大阪府出身。北海道大学理学院自然史科学専攻多様性生物学修士。イタチ科日本固有種の進化と遺伝的多様性についての基礎研究を行う。科学的専門知と一般市民の接点に課題を感じ、サイエンスに対する知的好奇心をクリエイティブな手法で刺激する活動を企画し実施。活動を通して、多様な専門知が共同でプロジェクトの成功を目指すロフトワークでのワークスタイルに魅力を感じ、2020年に入社。生き物と歴史とおもちゃを好む。

Program

15:45 – 16:00 開場
16:00 – 16:10 オープニングトーク: FabCafe MTRL 柳原 一也
16:10 – 16:20 BioClub紹介:細谷 祥央
16:20 – 16:35 セッション1:釜屋 憲彦 氏
16:35 – 16:50 セッション2:ドリタ 氏
16:50 – 17:05 セッション3:森 健人氏
17:05 – 17:10 休憩
17:10 – 17:15 バイオミメティクス事例紹介:BioClub 細谷 祥央
17:15 – 17:55 クロストーク
17:55 – 18:00 クロージング

ご注意

終了