2023.12.06 (水) 19:00 –

SPCS Season 4 | Living Dyes: 共有セッション

Date

2023.12.06 (水)

Time

19:00 - 20:30 JST

Fee

無料 別途、カフェにて1ドリンクをご注文ください。

バクテリアは、土地や水の使用量、廃棄物の量を削減できる、持続可能な新しい染色方法として注目されています。ヨーロッパでは、LVMHやPUMAなどさまざまなメーカーが試作を始めていますが、日本ではまだ取り組みが少ないです。

SPCSは2023年3月にジュリア・モーザーにインタビューしました。モーザーさんは、Janthinobacterium Lividumという種類やその他のバクテリアを用いて、新しいテキスタイルやアパレルをデザインするファッションデザイナーです。彼女のバクテリアとの研究は、バクテリアの染料で意図的なパターンを作る可能性を探り、野生からバクテリアを採取し、生地の染料としての性能を試し、さらにはバクテリアの成長パターンを通して服の形やニットのテクスチャーをバクテリアとともにデザインしました。

2023年のLiving Dyesワークショップは、バクテリアでテキスタイル・デザインについて日本で語り合うために始められた6週間のグループ実験でした。BioClub Tokyoの創設者ゲオアグ・トレンメルの指導のもと、参加者は特定の色素を生成する菌株を増殖させるための最適な処方を試み、様々な染色方法や素材と組み合わせるよう奨励されました。

DIYでバイオ実験の困難にもかかわらず、参加者は様々な織物や衣服だけでなく、石、木、ゴムなども染めて見て、多くの作品を完成して展示まで持ってきました。また、バクテリアの繁殖を制限したり促進したりするさまざまな方法を試しながら、模様作りの実験をした参加者もいました。

ニットデザイナーの村本薫さん、メイカーズスペースのオーガナイザーである桃子さん、研究者のHiroki Kaimoto、バイオ素材でファッションを作るデザイナーCarolさんという4人の参加者が、生物を使ってテキスタイルや糸を染めるプロセスについて語ります。

https://fabcafe.com/jp/events/20231206_livingdyes_sharing