2018.06.30 (土) 02:00 –

’色の農業’ - インディゴサイエンスの世界

Date

2018.06.30 (土)

ジーンズをはじめデニム生地でおなじみのインディゴ。その深く美しい青色の色素は古代から服飾文化と関わり、人間を魅了してきました。そのインディゴ、実は植物や微生物の力とも深く関わっていることを知っていましたか?長い時間をかけて微生物の生命活動に支えられながら生まれるインディゴ染料は、複雑で予測のできない色を生み出します。それは、長い歴史の中で育まれた色作りのバイオ技術なのです。本イベントは、渋谷のど真ん中で発酵インディゴ染料を作り「色の農業」を普及を目標に植物由来のインディゴ色素を使ったワークショップやプロジェクトを行っているTatz Mikiさん、聞き手にEatable of Many Ordersの新居幸治さん、モデレーターにバイオの観点からファッションを研究する川崎和也さんをお迎えし、他の生き物や環境といった大きなサイクルの中で行う持続的なクリエイションの可能性についてトークイベントを行います。またトーク後には、インディゴ染料を使って様々な素材を染めるワークショップを行います。

『2001年、たまたま出会った発酵するインディゴ染料の宇宙的な佇まいに魅せられて、独学で染料作りを始めました。以来、インディゴを通して今の社会や歴史や世界のあり方について、新しい発見をたくさんしました。このイベントでは、どんな発見を私がしてきたのか、みなさんにシェアしたいと考えています。そして、インディゴとはどんなものか、頭だけでなく肌で感じてもらえるように、染めも体験してもらおうと思います。』(Tatz Miki)

お申し込み:https://bioclubindigo.peatix.com/view
*当日参加も可能. 当日は定員になり次第締め切ります.

日時:6/30(土)14:00~16:30
場所:FabCafe MTRL 2F
講師:Tatz Miki 
聞き手:新居幸治(Eatable of Many Orders
モデレーター:川崎和也(バイオファッション研究者)
料金:2000円(WS費込み)
持ち物:インディゴ染めしたいもの
(ハンカチや靴下程度の大きさに限ります。材質は問いません。実験したいものはなんでも歓迎!)
定員:30名

タイムテーブル
13:30 オープン
14:00 - 15:45 インディゴの基礎、色の農業ついてトーク
15:45 - 16:30 インディゴ染め体験ワークショップ 
17:00 クローズ

終了
Tatz Miki

アーティスト、インディゴ・ブリュアー(醸造家)。2001年、徳島で偶然出会った生きて発酵するインディゴ染料の宇宙的な佇まいに衝撃を受け、その場で染料作りの技術をマスターすると決意。東京に戻り、独学で染料料作りをはじめる。2008 年インディゴの魅⼒を世界に伝えようと⼀念発起し、作家としての活動を開始。2011年、経産省クールジャパン・クラフト部⾨門のアーティストに選出。ミラノ、ニューヨーク、パリなどで作品を展示。2013年にはLES BLEUS⽇本国政府から国賓として来⽇したフランス⼤統領夫⼈への贈呈品に選ばれる。近年には植物由来のサステイナブルな色素を流通させるべく国内外でインディゴ植物の農地拡大に努めるとも に、蔦屋書店を窓⼝に⽇常品のための染めサービスをプロデュースするなど活動の幅を広げている。米国コロンビア大学大学院 SIPA 卒(M.I.A.)。東京都出身。

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